デイサービスにおける介護職の仕事

デイサービスは通所介護施設であり、基本的には日勤のみの勤務体系である。施設によってはショートステイなどの宿泊施設が備えてあり、夜勤がある場合もある。日曜日が休みの施設も多く、要介護度が低い利用者が多いため職員の身体的な負担が他の施設に比べると少ない。一日の仕事の流れとしては、まず朝に利用者を自宅まで迎えに行くことから始まる。送迎ドライバーが専属している場合、職員も同乗し、利用者の乗り降りの介助を行う。施設によっては運転も職員が行う場合もある。利用者が揃えばバイタルのチェックを行い、午前中にレクリエーションやリハビリ付帯の施設であればリハビリを行う。午前中の大切な仕事に入浴介助がある。レクリエーションやリハビリの合間に交代で入浴介助を行う施設が多い。

昼になれば、昼食の介助がある。嚥下のレベルに合わせた食事の配膳や介助、薬の服用があればその介助も仕事だ。昼食前後には誤嚥性肺炎の予防を兼ねて口腔の体操や歯磨きといった口腔ケアを行っている施設も多い。その後午後のレクリエーションやリハビリがある。施設によっては、午後3時ごろにおやつや昼寝などの時間を挟んでいる場合もある。また、随時排泄の介助やおむつの交換なども行う。その後利用者を各家庭に送り、連絡事項を家族に伝える。施設に戻れば、施設内の掃除や洗濯などを行い、業務記録やミーティングなどを行う。ミーティングでは、クレームなどの情報の申し送り、レクリエーション内容の企画や準備を行う。